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切り抜き詳細
発行日時
2012-9-27 13:45
見出し
「近場の楽園」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3311
記事詳細
秋の観光シーズンが本格化した。 それに伴い、 さまざまな取り組みが展開されている。 篠山市では、 商工会や観光協会、 観光会社が地元おすすめの散歩スポットを紹介した冊子を作成した。 篠山城跡や堀のいわれ、 丹波焼の里の路地裏、 廃線跡など、 外からは分からない、 地元の目で見た魅力を紹介している。 これまでの観光は、 名所を見たり、 おいしいものを食べたりするのが目的だったが、 この冊子はぶらぶらとする 「散歩」 に焦点を当てている。 旅行に行った時の散歩は、 思わぬ人や場所との出会いが楽しい。 受け入れる観光地にとって、 おもてなしの心で迎えたいものだ。 また、 大阪の雑誌社が発行した、 篠山、 丹波両市の総合観光ガイドブックが発売された。 両市の観光名所やグルメスポット246カ所を載せている。 その編集者によると、 今、 篠山、 丹波市が観光地としてとても注目を浴びているという。 その理由の一つに、 京阪神から約1時間という立地。 その編集者は 「近場の楽園」 と名付けた。 都市の喧騒から1時間移動するだけで、 自然やグルメ、 温泉などが豊富な魅力はほかの観光地にはないという。 また、 昨今、 日帰り旅行のニーズが高まっており、 短い移動時間で楽しめる観光地は魅力という。 もう一つは、 最近、 両市への移住者が増えたことにより、 その移住者の知り合いの都市住民が両市に親しみを感じ、 よく訪れているという。さらに、注目すべきところは、 スポーツをした後に温泉や買い物を楽しむといった、 両市への旅行の目的が複合的になっているという点。 地元の目、 外からの目、 さまざまな視点で観光活性化を考える必要がある。(坂井謙介)