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切り抜き詳細

発行日時
2012-9-2 9:03
見出し
トウガラシ契約栽培 春日町大路有志が組合
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=5855 トウガラシ契約栽培 春日町大路有志が組合への外部リンク
記事詳細
 丹波市春日町大路地区の農家ら有志9人が今年から、 地域の活性化につなげようと、 「春日生産組合」 (細見康夫組合長) を設立し、 トウガラシ栽培に取り組んでいる。 京都府亀岡市の 「篠ファーム」 と契約。 同社のオリジナル品種 「篠唐辛子」 を計約20アール1200株栽培し、 全量を出荷している。 細見組合長 (68) =同町上三井庄=は、 「トウガラシ栽培を通じて、 地域の農地を守り、 『元気を出そうや』 という機運が広がれば」 と期待している。  同品種は、 果肉が厚くて柔らかく、 種が少ないのが特長。 同社から苗を購入して5月に植え、 7月上旬から収穫が始まっている。 1人に月量80キロ弱というペースで収穫。 形のよいものから 「秀」 「優」 に選り分け、 週に2回、 それぞれが持ち寄り、 同社へ出荷している。 収穫は11月ごろまで続く。  同社によると、 春日でとれたトウガラシは、 全国の料亭や有名レストランから注文が入っているという。  同組合員で、 都市住民との農業交流を続けている田村庄一さん (68) =同町中山=のところへ、 同社からトウガラシ栽培の打診が来たのがきっかけ。 地元有志の間で地域活性化の起爆剤となる新たな作物ができないかと思いを巡らせていたこともあり、 同社へ視察に行くなどして栽培に踏み切った。  商品になるトウガラシを栽培するのは初めての人ばかり。 今年は最初の年ということもあり、 メンバーによって出来栄えはさまざまで、 情報交換をしながら肥料のやり方や畑の管理の仕方を研究している。  細見組合長は、 「今年は手探りの年。 収穫期が終わるころにはコツもつかめる。 来年からはもっとうまくやれると思う。 一人前になるのに5―6年はかかるだろうが、 一方でノウハウもできるので栽培面積も広がっていくのではないか」 と話している。