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切り抜き詳細

発行日時
2012-8-5 9:59
見出し
祇園祭
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3260 祇園祭への外部リンク
記事詳細
 学生時代に四年間も京都に住んでいたのに、 祇園祭をまともに見たことがなかった。 たった一度だけ友人たちと出かけたが、 あまりの人の多さと暑さに疲れ果て、 涼しい喫茶店でお茶を飲んだだけで帰ってしまった。 当時は古都の歴史も興味がなく、 祇園祭の意味も知らないままだった。  俳句を始めてから、 色んなものがその対象になることを知り、 歴史にも興味を持つようになった。 祇園祭が夏の季語だとか、 東京の神田祭り、 大阪の天神祭りと並んで、 日本の三大祭の一つであることも知った。  七月十六日が宵山、 十七日が山鉾巡行なので、 十五日に母の一年記念会を済ませてから京都に寄ることを計画、 宿もとった。 丹波から高速だけで京都へ向かうのもつまらないと、 篠山から亀岡へ抜ける道を選ぶ。 亀岡まで来たとき、 「ききょう祭り」 の旗が並んでいる。 光秀ゆかりの寺を中心に「ききょうの里」が広がっていて、 ききょうの花の真っ盛り。 寺には光秀の首塚や像もあるというので立ち寄る。  昼過ぎに京都に着き、 宿に車と荷物を置いて、 地下鉄で四条烏丸へ。 「祇園祭」 にふさわしく、 今年初めての猛暑日となったが、 とにかくすごい人出。 なんでも四十万人だったとか。 長刀鉾から順番に見学。 祇園祭の由来は、 九世紀にさかのぼる。 都をはじめとして流行った疫病のたたりを祓うために、 鉾を立てたのが始まりだとか。 歩道も交通整理が要るぐらいの混雑。 鉾山の提灯に灯が入るのを見てから宿へ。 翌日はお池通りで巡行を見学。 絞るほどの汗を掻いたが、 けんらん豪華な祇園祭を堪能できた。