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切り抜き詳細
発行日時
2012-7-12 10:56
見出し
工事進む児童養護施設 青垣町文室の保育園跡地
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1337
記事詳細
丹波市青垣町文室の神楽保育所跡地で、 保護者がいなかったり、 虐待を受けるなどして家庭で暮らすことが難しい子どもが共同生活をおくる児童養護施設の建設工事が進んでいる。 朝来市山東町で同施設 「若草寮」 を運営する社会福祉法人・南但愛育会 (田中潤理事長) が開設するもので、 来年4月の開所予定。 児童養護施設は丹波地域では初めて。 新施設の定員は30人。 約6000平方メートルの敷地内に鉄骨造り2階建て (延床面積約1260平方メートル) を建設する。 施設内は、 6―8人の4グループに分かれた構造で、 グループごとに備えられた居室のほか、 リビング、 キッチン、 浴室、 トイレなどを共同利用しながら生活する。 来年2月完成予定で、 地域にお披露目する機会も計画中。 山東町の施設には、 現在、 2―18歳までの60人が暮らしている。 青垣の新施設には中学生までの子どもが入所する予定で、 認定こども園あおがき、 神楽小学校、 青垣中学校に通うことになる。 児童指導員、 保育士、 心理士、 調理員など約20人のスタッフで運営し、 地元雇用も行う予定。 国の方針を受け、 施設を地域に分散させながら、 できるだけ少人数で家庭に近い環境にしようと、 老朽化している山東町の施設の建て替えと併せて行い、 定員を30人ずつに分ける。 山東町の施設の建て替えは年内に完成し、 1月から開設の予定。 若草寮の太田浩之施設長は、 「子育てには、 地元地域や学校の支援が必要。 入所の子どもたちは、 寂しそうにしているイメージがあるかもしれないが、 元気にのびのびと暮らしている」 と理解を求めている。 同施設は、 児童家庭支援センター 「リボン」 (079・676・5035) としての機能も持つ。 相談方法は、 電話、 来所、 訪問がある。 無料。 秘密厳守。