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切り抜き詳細
発行日時
2012-5-13 9:02
見出し
被災地でのボランティア 継続支援へ今年も派遣 篠山市社会福祉協議会
リンクURL
http://tanba.jp/modules/features/index.php?page=article&storyid=806
記事詳細
東日本大震災の支援活動を行うため、 篠山市社会福祉協議会 (羽田登喜雄会長) が市の補助を受け、 昨年度に続き今年度も計4回のボランティアバスを派遣することを決めた。 震災から1年以上が経過し、 2年目に入ってもボランティアバスを派遣する市は県内でも数少ない。 がれき撤去などの要望も減り、 支援形態が変わる中、 一般市民だけでなく高校生によるボランティアなども企画し、 現地の状況に即した 「継続的な支援」 を掲げる。 篠山市では、 今年度当初予算で250万円を震災の復興支援費用として計上。 うち市社協が230万円の補助を受け、 ボランティアバスを派遣することなり、 1度の派遣にかかる費用が約60万円となることから、 計4回分の費用となった。 昨年度はがれきの撤去作業などがメーンだったが、 被災地の復旧が進み、 支援の形態は多様化。 市社協では4月末に職員を現地に派遣し、 仮設住宅で生活する子どもたちとふれあう企画や、 漁業、 農業の復旧支援が求められていることなど、 今必要とされていることを調査してきた。 8月に2度、 実施予定の高校生企画は、 市内の高校から参加者を募集。 宮城県石巻市で活動するNPO法人 「石巻復興支援ネットワーク やっぺす石巻」 の代表、 兼子佳恵さんを篠山に招き、 高校生とともに支援プログラムを練った上で現地で活動する。 漁業、 農業支援などを行う一般市民向けのバスは、 6月下旬に1度、 9月の上旬に1度の計2回を予定している。 7日には社協や市職員のほか、 これまで被災地でのボランティアに携わってきた市民らがプロジェクト会議を実施し、 計画を練り上げた。 社協では昨年度、 4月から12月までの計8回にわたって宮城県へバスを派遣。 延べ人数にして市民約220人が参加している。 市社協の向井祥隆事務局長は、 「昨年とはボランティアの形態も変わったが、 まだまだ支援は必要。 現実に即した活動を行っていきたい」 とした。 高校生企画は今月中に参加者を募集。 一般市民向けは実施前に募集を行う予定。