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切り抜き詳細
発行日時
2012-5-27 8:59
見出し
植物学の権威が自伝 「人博」館長の岩槻さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=802
記事詳細
丹波市出身で、 県立人と自然の博物館長の岩槻邦男さん (77) =横浜市=が、 『生命のつながりをたずねる旅』 と題した自伝をミネルヴァ書房から発行した。 シダ類の研究を基盤に生物多様性や自然環境保全について積極的に問題提起し、 博物館などを通して生涯学習支援にたずさわっている岩槻さん。 同書では、 シダ植物の魅力にめざめ、 植物研究に没頭した経緯などに触れている。 柏原町柏原生まれ。 崇広小6年のときに市島町喜多に転居した。 鴨庄小、 鴨庄中、 柏原高校、 京都大学を卒業。 京都大学理学部教授、 東京大学理学部附属植物園教授などを経て、 2003年から同博物館館長を務めている。 日本学士院エジンバラ公賞などを受賞、 文化功労者にも選ばれた。 同書によると、 子どものころ、 岩槻さんは母に連れられ、 柏原川の堤などでよく野草摘みをした。 ツクシ摘みもその一つで、 摘んだツクシはその夜のおかずになったが、 たくさん摘んでも、 煮ると、 わずかの量にしかならない。 「電信柱のような大きなツクシがあれば」 と思ったが、 大学に進んで、 ツクシの祖先は中生代には20メートルを超える大木で、 恐竜のえさになっていたことを知った。 鴨庄中学校では、 新聞部と理科部を創部。 理科の教諭から 「植物にくわしい人はシダの勉強をする」 と言われ、 シダを勉強した。 柏原高校では生物班に入り、 生物班の機関紙に 「氷上郡の羊歯植物」 などを掲載した。 02年の秋、 同博物館の前館長、 河合雅雄さんから 「体に2つもがんを持っている」 と打ち明けられ、 館長を引き継ぐよう頼まれた。 館長就任時は 「ショートリリーフ」 のつもりだったが、 博物館の活動にはまりこんでしまったといい、 岩槻さんは、 同書で 「現在のわたしの目前の関心事は生涯学習支援について、 日本でもさらなる展開があり、 市民の科学的思考力が高まることである。 博物館での活動はその展開のひとつ」 と書いている。 定価3000円 (税別)。