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切り抜き詳細

発行日時
2018-2-8 9:00
見出し
ひまわり座主宰 山内一久さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=710 ひまわり座主宰 山内一久さんへの外部リンク
記事詳細
笑いで古里を元気に 宝塚市在住  1947年(昭和22)丹波市春日町上三井庄生まれ。70歳。大路中、福知山商業高校(現福知山成美高校)を卒業。富士銀行(現みずほ銀行)に入行。関西、東京、九州の各支店に勤務し、証券部渉外部長などを歴任。50歳ぐらいからボランティアでお笑いを届け、退職後本格的に活動する。 ***  とにかくネアカ。表情が豊かで、会話にもお笑いネタが登場し、和やかな雰囲気を醸し出す。「妻と孫2人(腹話術人形)を連れて土、日、祝日に住んでいる宝塚市内の自治会、福祉施設、学校などを訪ね、お笑いの宅配を始めたのがきっかけ」とユーモアをふりまく。   少年時代はおとなしく無口だったが、銀行員になって営業活動でしゃべる機会が増え、徐々にうまくなった。20歳代のころ。神戸市内の新店舗開設の際には、年金口座を開設してもらうため、お年寄りとの会話を磨き、次々に契約を獲得。「他の銀行に口座のある人をこちらに引っ張り込もうと思えば、他行のことを悪く言うのは厳禁で、ほめながらこちらに目を向けてもらった」という。   現役時代のこうした経験がお笑いの原点。「私の話術を見込んで、銀行内部や取引先の結婚式、葬式の司会も頼まれるなど大忙し。一日に結婚式の司会が重なり、前の結婚式の原稿を読んだりしたが、会場が笑いに包まれ、ほっとしたこともありました」という。   2002年に「ひまわり座」を旗揚げ。宝塚市社会福祉協議会にボランティア登録し、活動の幅を広げた。妻の敬子さんと一緒に踊り、腹話術、創作演芸と多彩に活動。古里の丹波市をはじめ、篠山市からも声がかかり、丹波地域でもおなじみになった。公演回数は年90回を数える。  「丹波に来ると色んな人との出会いがあり、楽しい。笑うことで古里の人が元気になればうれしい。声のかかる限りやりたい」と意欲。息子からも「よいかげんにしときや」と言われるが、「まんざらでもない様子です」と笑顔が弾けた。