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切り抜き詳細
発行日時
2018-2-4 9:00
見出し
フットサル大会主催し50回 余田亮一さん(丹波市氷上町石生)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=709
記事詳細
人との出会いが財産 老舗料亭「大和」の代表。主催するフットサル大会「大和杯」が今年3月、節目の50回を数える。Jリーグ開幕と同じ時の1993年11月23日、第1回を“キックオフ”。概ね年2回のペースで25年にわたり、丹波地域内外のプレーヤーたちの交流の場を提供し続けている。サッカー仲間に呼びかけて開催したのが最初。「自分が(ボールを)蹴りたかったのが一番の理由だけど」と笑う。 ブラジル、ボリビアなどサッカーが盛んな国の出身者がチームを組んで出場したことや、最多30チームが参加した大会もあった。トーナメント戦から予選リーグ方式へと運営の仕方も試行錯誤を続け、「大和杯」のほかに、30歳以上の選手や女性、中学生が出場することを条件にした「大和杯+(プラス)」も開催し、出場者の裾野を広げた。大会を開く目的の一つが、指導者を育成すること。出場した若い人たちが後進の指導にあたり、その教え子がまた大会に出場する―。思い描いていた、そんな“バトンの受け渡し”が実現し始めている。 千葉県出身で、同県立薬園台高校時代、キャプテンマークを巻いてインターハイに出場した経験を持つ。勝ちにこだわるあまり、チームメートから孤立するほど「むきになっていた」。しかし、地元のクラブで子どもたちを指導するようになると、「いかにサッカーの楽しさを伝えるかを考えるようになった。サッカーのことを半分も知らなかった」と気付かされた。「競技志向が全てではなく、楽しむサッカーもサッカーだ」と。 「大会で生まれた人との出会いが一番の財産。これからもできる限り続けていきたいね」と目尻を下げた。65歳。