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切り抜き詳細

発行日時
2017-12-11 9:08
見出し
歯はいのち
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5194 歯はいのちへの外部リンク
記事詳細
 小学生の頃、歯が良いと誉めてもらったことがある。その頃は、朝起きたら一度歯磨きをする程度で、歯に関するケアの大切さはあまり意識していなかった。寝る前までお菓子を食べたり不摂生のせいで虫歯も増えてしまい、それでもかろうじて今のところ歯根の残っている歯は二十二本。これを維持しなくてはいけない。歯間ブラシに糸ようじなど、外出先でも欠かさず努力はしていた。ところが昨年まで十年以上の間、ひと月に一度通っていた歯科医から突然「前歯四本が少しぐらついているから、サシ歯にした方がいい、それには合計三十万円かかります」と言われた。自覚症状は全くなく、その前の月までは「よく手入れしてますね、いいですよ」とほめてもらっていたのに。  一応、次の診療を予約したものの、何だか腑に落ちず夫に言うと「それはおかしい、あの歯科医、去年から息子が後継ぎで帰って来て、二所帯になったから金儲けにはしっているのではないのか?」という。友達に話してもみんな「それはおかしい」と言う。そこで友達おすすめの歯科医へ行きセカンドオピニオンを聞いてみた。  「この程度のぐらつきは、まったく問題ないです。今までひと月に一度行っておられたの?そんな必要はないねぇ」とあきれられてしまう。というわけで、今は三カ月に一度のケアで済ませている。でもその間、隠れた虫歯を見つけてくれたり、変わって良かったとしみじみ感じている。高齢者にとって、歯のケアは万病にとって大切だとか。夫も新しい歯科医に変わって一安心。