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発行日時
2017-10-27 9:00
見出し
篠山市の開票所 停電で翌日繰延開票
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記事詳細
写真・投光器だけが頼りの薄暗い開票所で開票準備を進める市職員=兵庫県篠山市郡家で  超大型の台風21号の影響で10月22日、開票所だった篠山総合スポーツセンター(兵庫県篠山市郡家)が停電。開票が行えず、翌23日に繰り延べ開票する事態となった。  台風が接近し、暴風雨が一層激しさを増してきた同日午後7時7分、同センター近くの山林の雑木が倒れ、6600ボルトが流れる高圧配電線を切断した。同9時10分から開票作業を予定していた同センター体育館は暗闇に包まれ、投票箱を持って各地区の投票所から集まってきた職員は足止め状態となった。  篠山市選挙管理委員会は、館内に発電機2台を運び込み、投光器4台による照明で開票準備を進めたが、停電復旧のめどが立たないまま時間が経過した。  県選管に判断をうかがっていた同市選管は同10時50分ごろ、公職選挙法に基づき、翌23日に繰り延べ開票を決定。90人態勢で開票作業を待ち構えていた職員らは解散し、4人の職員が夜を徹して投票箱の警備に当たった。  停電は、繰り延べ開票の予定時刻が迫った翌23日午前8時1分に解消。開票は予定通りの同9時10分から始まり、約50人の職員が対応した。  若狭幹雄・市選管委員長は、「過去に何度も開票に携わってきたが、このような出来事は初めて。すでに当選結果は出てしまってはいるが、篠山市民の民意を国に伝えることが選管の使命。厳粛に、慎重に開票作業を進めていきたい」とコメント。開票作業は順調に進み、同11時40分に終了した。