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切り抜き詳細
発行日時
2017-10-19 9:03
見出し
里の秋
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5147
記事詳細
「静かな静かな里の秋 お背戸に木の実の落ちる夜は…」。「里の秋」の3番は「さよならさよなら椰子の島 お船にゆられて帰られる ああ父さんよご無事でと…」。終戦直後の昭和20年12月、NHKラジオで川田正子が歌ったら、大反響があったという。 原田泰治展(植野記念美術館)のオープニングイベントで、和田典子姫路大教授が講演「日本の近代化と唱歌・童謡のあゆみ」の中で、この歌の話をされた。 斎藤信夫という小学校の先生が戦前に作った歌詞の原題は「星月夜」。3番と4番は、父さんの武運を祈り、「大きくなったら自分も兵隊になって国を護りたい」という内容になっていた。 日の目を見ないまま終戦になったが、戦後に作曲家の海沼實が曲を付ける際に斎藤に依頼して今のように変わり、やがて「復員だより」という番組の曲に使われた。長い年月を経て、近年では「又見炊烟」(かまどの煙がまた昇る)の中国名でテレサテンや王菲が歌う。 和田さんは、近代化を目指す明治政府の国策として始まった唱歌が、大正デモクラシーを経て優れた童謡作家の時代を迎え、さらに戦後につながっていく経緯について述べ、「子供向けに作られた唱歌や童謡が、世代を越えて国中で歌い継がれているのは世界でも日本だけ。大事にしてほしい」と結んだ。(E)