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切り抜き詳細
発行日時
2017-10-15 9:00
見出し
危ない国
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5141
記事詳細
篠山市の姉妹都市、アメリカ・ワシントン州ワラワラ市から、市民訪問団8人が来丹し、篠山での生活を楽しんでいる。その歓迎セレモニーで話題になったのが、北朝鮮のミサイル問題だ。 本来は高校生の一団が参加予定だったが、保護者が訪日を不安に思い、中止になったのだという。恥ずかしながら、改めて日本が危険な状態にあるということを認識させられた。 ミサイルに限らず、犯罪、事故、自然災害など、危険な事柄に関して、人間、どこかで「大丈夫だろう」という楽観的な思想にとらわれがちになる。そうしないと生活していけないのも事実だが、他人から「危ないよ」と言われると急に現実感がわく。 そんな中で衆院選がスタートしたが、そうこうしている間にも、またミサイルが飛ぶかもしれない。 政権を取った政党は、一刻も早く、「危ない国」と思われるような状況を変えてもらいたい。そして、次回の訪問団にはたくさんの高校生たちが参加し、篠山の人々との交流を楽しんでほしい。平和であるからこそできる交流だ。(森田靖久)