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切り抜き詳細

発行日時
2017-8-28 9:42
見出し
ゆく夏
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5096 ゆく夏への外部リンク
記事詳細
 酷暑のあと、盆の間の戻り梅雨、「この戻り梅雨のあと、また猛暑の夏日がきます」という気象予報士の言葉にうんざり。とはいえ、蝉の声が少し変わってきた。ミンミン蝉ばかりだったのが、今朝は法師蝉の「オーシツクツクボーシ」の声を初めて聞いた。法師蝉は蜩(ヒグラシ)と並んで秋の蝉。丹波のような空気がきれいで朝夕の温度差のある所では、秋というより梅雨明けのころから鳴きはじめる。八月の始めに帰丹した時もカナカナの声に故郷を実感した。  まあ、そんな天候の中、盆前の土曜日に東京から長女と中二のアイリーンが来てくれた。大学三年のジュリアは夏休みを利用して一ヶ月半、企業インターンを受けるため渡米中なので来られない。翌日長女は三重大の学生で下宿をしているユージンの元へ部屋の片づけや生活指導に出かけた。残ったアイリーンと祖父母の三人で、郡上八幡の徹夜踊りへ。昨年は張り切り過ぎて、慣れない下駄で下駄ずれになってしまった。そこで私だけ洋服と履き慣れたサンダルに。  うちの白猫二匹を貰ってくれた句友を誘ったら「郡上踊りは行ったことないから行きます」と二つ返事。四人で出発、深夜の十一時過ぎに郡上八幡市に到着。去年にもましてすごい人出。山国のひんやりとした風が気持ちよく、さっそく踊りの輪に入る。一時間踊ったところで飲んだビールの美味しかったこと。句友と室町時代の連歌師「飯尾宗祇」ゆかりの湧水「宗祇水」まで吟行したり、街中を流れる吉田川の河原で、ゆく夏を惜しんだ。