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切り抜き詳細
発行日時
2017-8-3 8:53
見出し
ボクシング角谷選手 タイトル戦 善戦も一歩及ばず
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2813
記事詳細
写真・強烈な右クロスを王者に叩き込んだ角谷選手=大阪市内で 兵庫県篠山市東新町出身で、日本ライトフライ級1位のプロボクサー、角谷淳志選手(32)=金沢ジム=が7月28日、エディオンアリーナ大阪(大阪市)で、同級王者の久田哲也選手(32)=ハラダジム=とのタイトルマッチに挑んだが、8回TKO(テクニカルノックアウト)で敗れ、チャンピオンベルトを逃した。篠山の住民や仲間からの大声援を背に、一時は、「あと一歩」のところまで迫った角谷選手は試合後、「またベルトを逃し、篠山の人たちに申し訳ない」と謝罪。それでも、「声援が力になった。本当にうれしかった」と感謝した。 普段はスロースターターの角谷選手が、この日は違った。 1ラウンドから効果的なジャブと軽快なフットワークで間合いを取りながら、電光石火の有効打を決め、優位に試合を展開。得意の右クロスをたたき込み、何度も王者をふらつかせるなど、果敢に攻める姿勢も見せ、ベルトへの執念を感じさせる熱戦を演じた。 5ラウンド終了時点での公開採点では、3人中2人のジャッジがそれぞれ49―46、49―47をつけるなど、十分優勢だった。しかし、この公開採点が気の緩みを生んだ。 6ラウンドから劣勢を挽回すべく王者が攻め込み、7ラウンドにはコーナー際に追い詰められ、左フックが顔面にヒット。この試合初めてのダウンを奪われた。 その後も勢いに押されたのか、何度もロープ際で連打を浴び、8ラウンド2分54秒、マウスピースが飛んだところで主審が試合を止めた。 「背水の陣」で臨んだ角谷選手は昨年4月に続き、3度目の日本タイトル挑戦に失敗。またしてもベルトを奪えなかった。