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切り抜き詳細
発行日時
2017-7-30 9:00
見出し
幸代さんの巻き寿司
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5071
記事詳細
今月二十二日、句友幸代さんが旅立たれた。 満六十五歳という若さ、これからという時だった。彼女は五年前、退職を機に、職場の先輩Sさんの勧めで句会に来られた。黒目がちの大きな瞳のとても明るい人というのが第一印象。聞けば3B体操の資格を取り教えているとか。華道やありとあらゆる趣味に広い交友関係、社会的活動と、この人寝る暇あるのかしらという活躍ぶり。 それが二年半ほど前、突然体調を崩したという知らせ。闘病中も俳句は続け、体調の良い時には出席することもあった。今年は一月の新年句会と三月の句集出版を祝う会に、久しぶりに出られたので、少しずつ快方に向かっておられると喜んでいた。いつもフェイスブックで日常を発信していて、友人との小旅行や生け花作品、料理などが載るたびにコメントしていた。ある日巻き寿司を作ったことが載っていたので「この前、いただいた時もとてもおいしかった、また食べたい」と返信すると、では次の句会に持っていきますとのコメント。そして六月の句会のとき「句会はちょっとしんどいけど、巻き寿司は届けます」と、句会員全員分の巻き寿司を下さった。彼女の巻き寿司はゴボウ、ニンジン、玉子、シイタケ、キュウリと具沢山、ゴボウの香りがとてもいい。 会葬御礼のハガキに「私は料理の腕に惚れ込んで結婚したといっても過言ではない」とご主人の言葉。いえいえ、葬儀のご挨拶「私は妻が大好きでした」こそ、最愛の人を送る最大の賛辞だった。幸代さん安らかに。貴女はまことに愛に溢れた人でした。