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切り抜き詳細
発行日時
2017-6-18 9:00
見出し
香良の滝
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5027
記事詳細
丹波での句会の翌日、二つの句会の有志十人で、氷上町香良の岩瀧寺と滝を吟行した。八年前に子どもや孫たちと訪ねて以来だ。今回は予約が必要な精進料理をいただけるのも楽しみの一つ。駐車場からまず寺へ。渓谷に大きな岩がごろごろ、山崩れの跡があちらこちらにある。ここは三年前の丹波豪雨のとき、かなりの被害が出て、約一年間は立ち入り禁止だった。独鈷の滝への道が改修され、昨年八月からようやく解禁になった。そういえば、先月市島町で恩師の墓参りをした後、ランチをいただいた「ぽんぽ好」がある地域と香良とは、五台山の裏表になると聞いたことを思い出した。 岩瀧寺の歴史は古く、開創は九世紀のはじめ、嵯峨天皇が住吉明神の夢のお告げにより、弘法大師に命じて七堂伽藍を建てたとか。独鈷の滝は雄滝、その奥に不二の滝という雌滝がある。しかしながら先の豪雨で雌滝の方は滝口に倒木が被さり、哀れな様子だった。独鈷の滝周辺を復興するだけでも大変なことだっただろう。でもせ っかく歴史のある所、ゆっくりでいいので雌滝も元の景色にして欲しい。不動尊の安置されている洞窟は入り組み、したたりの音が絶え間なく響く。四百年の夫婦杉を仰いだり、二時間の吟行時間はあっという間に過ぎる。 さてお楽しみの精進料理は胡麻豆腐、こんにゃくの刺身、鴨もどきという照り焼き、季節の野菜もひと工夫があり、なかなかヘルシーで美味だった。参加者それぞれが詠んだ俳句も吟行ならではの写生が効いていて、とても有意義な一日だった。