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切り抜き詳細
発行日時
2017-6-15 9:13
見出し
9.「梅仕事」シーズン到来
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5023
記事詳細
爽やかな初夏の風が吹き抜けて、そろそろ暑さの坂を登り始めたなぁと感じる頃、梅仕事の季節です。梅干し・梅酒・梅ジュース・梅酢漬け…今年は梅味噌も作ってみようと思っています。私はまだ作ったことがありませんが、素晴らしい薬効がある梅肉エキスも忘れずにいてください。 今月は、おなじみの《梅干し》についてです。体に良いということは有名です。『三毒(食べ物の毒・血の毒・水の毒)を断つ』といわれ、血液浄化・活力増進・殺菌効果・老化防止・疲労回復などに効果があるそうです。そのほか、不思議な効用もありそうです。 昔から『梅干しを日ごと食べれば福が来る』とか『朝の梅干しは難逃れ』とか言われていたようです。おばあちゃんが『今日も一日無事に過ごさせていただけますように』と朝食の時、押し頂いて食べていたのを思いだし、学校へ行く子どもに『ラッキーボーイになれるから食べて行こう』と、ごはんの上に乗せたりしました。親の想いを込めた梅干しでした。 また、『梅干しの種の中には天神さんがいてはる』といわれていて、梅干しの種を粗末にしないように、南天(難を転じる)の木の根元に置いたりしていました。最近知ったのですが、種の中の仁にはアミグダリン(ビタミンB17)という成分が多く含まれていて薬効があるらしいです。 ところで、近頃は 嗜好がどうしても“やわらかい・甘い・減塩”に流れてしまい、減塩や味付けなどの梅干しが多く市販されていますが“すっぱい・しょっぱい”が梅干しのねうちだと思います。この時代、非常食の一つとして梅干しを入れておかれるのもお勧めです。昔ながらの梅干しは常温で大丈夫です。 梅干しを漬けるのは難しいことではありません。梅を35度の焼酎で拭いて、梅に対して18%~20%ぐらいの自然塩で漬ければ、そう失敗することもありません。ビンで漬けると楽です。保存用の密封できるビニール袋でも手軽に漬けられるようですよ。一度漬けてみられませんか。 * * * 〈ついでに紫蘇ジュースはいかがですか〉 満月の日に紫蘇の葉を採って来て(と、おばあちゃんは言うてはったけど)、店頭に並んだら、塩で揉んで梅干しの中に入れると見事な紅色になります。ついでに紫蘇ジュースを作るのはいかがでしょうか。赤紫蘇だけでなく青紫蘇も入れても大丈夫です。茎も入って大丈夫です。手に入っただけを、ひたひた位の水を煮立てた中へ入れて灰汁を取りながら煮出します。葉の色が抜けて来たら濾してお好みの量の砂糖を入れて煮溶かします。最後にクエン酸かりんご酢レモン汁などを入れるとルビー色に変わり出来上がりです。 (野口歩 17.5.21掲載)