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切り抜き詳細

発行日時
2017-6-4 9:00
見出し
羊の寿命
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5012 羊の寿命への外部リンク
記事詳細
 ニュージーランドでは人口よりも羊の数が圧倒的に多い。今回の旅はニュージーランドの南島のみ。南というと暖いかなと一瞬思うが、南極に近いので北島より年間平均気温は低い。日本の四月は、ニュージーランド南島では晩秋という感じで、色々な木々が紅葉や黄葉の色に染まっている。朝は十度を切るが、昼間晴天だと二十度を超える。あらかじめコートなど防寒の衣類を用意していったから大丈夫だったが、その土地に順応して生きることはなかなか大変だ。  旅の終盤、マウントクックの麓オマラマの羊牧場に立ち寄る。ここでの見ものは羊の毛刈りショー。日本で言えば私的なドライブインに併設された土産物屋とレストランが一体となり団体客を受け入れている。今回のツアーは二十八人(その内七人が俳句グループ)、平均年齢は六十代後半。バスで長旅をするとき、最も大事なのはトイレ。こうしたドライブインには必ずたくさんのトイレが用意されている。  毛刈ショーの前に牛ステーキのランチ。私は羊肉の匂いが苦手なのでやれやれ。この施設のオーナー自らが毛刈りの実演をする。観念しているのか羊はとても大人しい。バリカンと裁ちばさみを駆使して、あっという間に羊は丸裸に。羊の寿命は普通なら十二年ほどだが、毛が柔らかくて使い物になるのは七歳までとか。肉のほうも、若くないと臭くて食べられないらしい。大体七年飼うと処分されてしまう。その後はペットの餌に加工。うちの猫たちもニュージーランドの羊を加工した餌で生きているのかもしれない。