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切り抜き詳細

発行日時
2017-5-25 9:03
見出し
歩く楽しみ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=5002 歩く楽しみへの外部リンク
記事詳細
 非日常という言葉に魅かれる。パターン化した日常生活を離れて、居場所を見つけるとリフレッシュできる。  毎年この時期に開催される福井県の若狭・三方五湖ツーデーマーチに参加した。2日間に全国各地から延べ約4300人が参加するイベント。今年は2日目のみ10キロコースの参加だった。真夏を思わせる天気のなか、三方五湖と空の青色を見ながらのウオーキングは格別だった。  開会式で大会長の森下裕若狭町長が、自作の俳句で歓迎のあいさつをしたのにはほっこりした。中村良隆副町長は、「梅干し5粒を食べて歩けば大丈夫」と特産の「若狭の梅」をしっかりPRした。  26回目のイベント。10数年年前から友人に誘われて参加している。1日目は日本遺産の「鯖街道」の宿場町として栄えた熊川宿を通るコースもあった。熊川宿といえば、数年前に鯖街道の特集記事の取材でも訪れた思い出の地。  帰りには、日本名水100選の瓜割りの滝から流れる水を飲んだ。綾部市山中のシャガの群生地には目を見張った。日常に戻り、この記事を書いている。「若狭路を歩く背中に初夏の風」。(臼井 学)