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切り抜き詳細
発行日時
2017-4-27 9:46
見出し
6.蕗の薹はいがかですか
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4978
記事詳細
少しずつ季節が春に移っているのを感じるこの頃です。数日前に枯草の中に見つけていた蕗の薹を摘んできて、蕗の薹味噌を作りました。蕗のほろ苦さとかおりが、春がきたことを教えてくれます。苦味が何とも言えず体の中がすっきりとするような気がします。 季節に合った食べ方として、「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」という、明治時代の食養家石塚左玄氏の言葉が用いられます。「春は苦味」というのは、理にかなっているそうです。春はすべての生き物が活動を始めます。私たちの体も新陳代謝が活発になってきて、冬の寒い時期にとどこおってしまっていた脂肪や古い塩分を排泄しようとします。 春は余分なものを代謝し、新しいエネルギーを充電して本格的な活動に備え、さらには次にやってくる暑い夏を乗りきるための準備の季節。そのために、固い大地をけやぶるエネルギーが宿っている野草を食べ細胞を揺り動かし余分なものを分解・排泄しようという昔からの知恵です。せり・よもぎ・たんぽぽ・つくしなど野草には独特のほろ苦味があります。この苦味が血液を浄化してくれる味覚のようです。しかし、強すぎるのであくを抜いて食べた方がいいそうです。 蕗の薹味噌を作ってから旧暦の暦を見たら、何とこの日は七草の日の近くでした。昔の人は、自然の流れを知って自然と共に生活していたのだと感動しました。まだ少し寒いこの時期ですが、もう春は始まっているのです。 蕗の薹を見つけたら、蕗の薹味噌を作ってみてください。1つ2つでも充分です。作り方は、①蕗の薹を洗って塩1つまみを入れたお湯でゆがく②水に少しさらして刻む③味噌(白味噌だと色がきれいにあがります)とみりん、酒(好みで砂糖を入れる)と一緒に煮こむ―です。もっと簡単に水で洗って衣をつけて揚げて塩をつけていただくという手もあります。是非食べてみてください。 * * * 〈菜の花の食べ方〉 一般に菜の花と言えばアブラナを指すようですが、白菜、大根、水菜、小松菜などアブラナ科の花も大きな意味で菜の花といいます。それらの冬野菜が畑で残っていたら、慌てて片づけてしまわないで、しばらく置いておくと、花芽がどんどん出てきます。それを次々と摘んで来て、おひたしや和え物にしたりオイルで焼いたり炒めたりして食べます。スパゲティやサラダにも合います。野菜によって微妙に味が違うのも楽しいものです。