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切り抜き詳細
発行日時
2017-4-24 8:52
見出し
木の「節」「穴」は“個性” 藤本林業所 幼児用いす販売
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2742
記事詳細
写真・節や穴を木の個性として表現しているいすと藤本社長。手に持っているのがいすの「通知表」=篠山市今田町休場で 藤本林業所(篠山市池上、藤本清仁社長)は、木の表面に節があったり、穴(抜け節)が空いていたり、虫が食った跡のある部材を使った幼児用のいすを販売している。通常なら欠陥材料として除けられる部材をあえて“「藤林小学校」の個性的な子ども”と表現。このいすを見た人に、その個性を評価してもらおうと作成した「通知表」を添えている。藤本社長(54)は、「ハネものではなくて、一つしかない個性。愛着につながり、大切に使ってもらえるとうれしい」と話している。5月3―7日、篠山チルドレンズミュージアム(同市小田中)で、このいすの展示会が開かれる。 篠山産のヒノキを使用。座面は約30㌢四方で、高さは座面までが約30㌢、背もたれを含め48㌢。所々に節や穴といった個性的な“クラスメート”の存在が目立つ。通知表では、それらを「科目」とし、なぜ節や穴ができたのかを枝打ちや製材、組み立て作業といった工程と合わせて解説。見た人が評価を入れる空欄や所見を書き込む欄を設けている。