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切り抜き詳細
発行日時
2017-4-9 18:00
見出し
大試験
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4959
記事詳細
高浜虚子に〈大(だい)試験山の如くに控へたり〉の句がある。 大試験は高校や大学の受験のこと。受験、受験生、合格、学年試験、及第、落第等も春の季語。今春、東京に住む長女の息子(優仁)が大学を受験。彼は高校受験で志望校に落ち、それならば大学こそ行きたい所に行くと定め、私立高校の特進科と塾通いの三年間を過ごした。しかし、今期のセンター試験の成果はいまいち、本来受けたかった都内の大学ではなく、「海洋生物学科」のある三重県の国立大学を受験した。祖父母としては、我が家から公共交通機関で二時間の三重大学に来てくれるのなら大歓迎、たまに来てくれるかもと、期待した。 その昔、長男が近畿大学に入学、金欠になると丹波の祖父母を訪ねて、丹波牛のステーキと小遣いをもらっていたように。 さて優仁、三重大に合格したのだが、彼が目指した海洋生物学科は今年新設学科で定員は二十八名、惜しくもそこには洩れて、第三志望の生物資源循環学科で合格。祖父母としては、とにかく国立大学に合格としたと大喜びしたのだが、当の本人は浮かない顔。もう一度二期試験で本命を受け直すという。 まあ、本人の気の済むようにと家族中で静観。二週間後、受験の前日に我が家に来たのは三月十一日、彼の十八歳の誕生日で、東日本大震災の六年目。一応二次試験は受けたけれど、少し冷静になったのか、その日に三重大に進学することを決意、下宿するアパートも母親と決めたとメールして来た。孫の大試験も一件落着。やれやれ。