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切り抜き詳細

発行日時
2017-4-6 17:53
見出し
春色、恋心より、欲しいものは…
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記事詳細
 「ん?」と、チビタの保育園リュックをゴソゴソすると出てきた手作り冊子のお便り。「○よりひろきくんへ」思わずにんまり、中身を拝見!まずはタイトル「大好きな人」うっひょ、これってラブレター!?5歳児男子、やるやん♪と次のページをめくるとチビタの名前!そして、その後のページには彼女の大好きなたくさんのお友だちに先生の名前も。「ありゃ?」なぜか切なくなる母ちゃん。チビタに聞くと、貰ったこと自体に喜んでおり、可愛い交流が微笑ましく思えた。  一方、春から4年生になるお姉ちゃんなんて、さすがに女子力が高く「お母さん、キュンキュンしたことある?」と思わず目が点になることを突然聞く。折しも先日、14回目の結婚記念日。そんな頃もあったなぁ、久しくキュンキュンしてないなぁと思いつつ「あるで~お父さんにいつもキュンキュンしてるわ♪」って言ったら「キモッ!」って。何だか母ちゃんが可哀想なのか、父ちゃんが可哀想なのか。そりゃ彼女にしたらこれから春爛漫な青春時代が始まるんだもんなぁと感慨深くなる。  春休みを利用して一家総出で翌冬の為の薪割りをする。「働かざる者食うべからず!」が合言葉なので、子どもたちも必死で自分の役割を否応なしにこなしてもらう。そんな中、母ちゃんから出た言葉は「お父さんが死んだら薪に困るな」。その言葉にチビタは「死ぬん?」、そして「(俺より薪って)怖ッ」と父ちゃんの一言に苦笑するしかない母ちゃんでした。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)