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切り抜き詳細

発行日時
2017-3-26 18:00
見出し
「句碑の庭」除幕式
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4944 「句碑の庭」除幕式への外部リンク
記事詳細
 三月二十日、たんば黎明館から道を挟んだ向かい側で「句碑の庭」の除幕式が行われた。  発起人は、田ステ女俳句ラリー実行委員会だが、丹波市や柏原街づくり委員会からの応援があり、この日を迎えた。また、田家の後継者でこれまで何かと支援して下さった田恭子氏も列席。  俳句界の重鎮で、俳句ラリー発足以来の選者、宇多喜代子氏の〈恐竜の歩いたあとの草の花〉、木割大雄氏の〈俺と来よ丹波友垣夏燕〉、故山田弘子氏の〈丹波より雪の匂ひの水菜かな〉、坪内稔典氏の〈たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ〉、故丸山哲郎氏の〈ステ女忌の諸葉そよぎて秋に入る〉、そしてステ女の最も知られている〈雪の朝二の字二の字の下駄のあと〉と新しいステ女像が並んだ。  句碑開きといえば普通は一基、たまに師弟句碑とかで二基だが、このようにステ女の句碑の他に、五基もの句碑が一度に建つのはすごいこと。田ステ女ラリーを二十年間続け、その記念として今回の「句碑の庭」除幕式までこぎつけたスタッフに心から敬意を表したい。これらの句碑の俳句それぞれの季語が、 偶然かもしれないけれど四季が揃っていると、木割氏が指摘された。坪内氏のたんぽぽは春、木割氏の夏燕は夏、宇多氏の草の花は秋、丸山氏の秋に入るは秋、山田氏の雪の匂いの水菜は冬、ステ女の句はもちろん冬。どの俳句も丹波と深く関りがあり、とても素敵だ。美味しい和風フレンチのレストラン、八幡さん、木の根橋、陣屋跡、そして「俳句の庭」が新しい柏原の名所となることを期待したい。