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切り抜き詳細
発行日時
2017-3-19 18:00
見出し
喧嘩にならないよう
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4935
記事詳細
3月15日に開かれた篠山市議会での一幕。「かつては丹波=篠山だった。ふるさと丹波元気アップ促進プロジェクト、たんばふるさと学、移住相談ワンストップ丹波―など。これ(丹波)がどこを指すか、明確に言えますか?」。議員からの一般質問に対し、酒井隆明市長が語気を強めた。 市内の3団体が、合併20年となる2019年をめどに市名を「丹波篠山市」に変更することを検討するよう要望書を提出し、市長が、「調査する」としていた件だ。 質問した議員は、「市名よりも重要な課題がある」とした。一方、市長は、前述の例を挙げながら、「丹波市ができて10年以上がたち、混同、混乱は手が付けられない状況」としながらも、「まずは冷静に。賛成だ、反対だ、とやると喧嘩になる」とし、慎重姿勢を見せた。 質問議員は、「決める際は住民投票で」と求めたが、市長は、「どのように決着させるかは検討していない」。 決着の年まであと2年。篠山市民の意見はもちろんのこと、丹波市民、あるいは私の郷里、京丹波町民の意見も取材したい。喧嘩にならないことを願う。(森田靖久)