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切り抜き詳細
発行日時
2017-2-23 17:49
見出し
4.息を合わせておもちつき
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4910
記事詳細
お正月はもともと、歳神様をお迎えして収穫を感謝し、新たな歳の豊作をお祈りした行事のようです。歳神様とは、稲の豊作をもたらす穀霊や稲作を守る先祖の霊のことです。歳神様にお餅やお節をお供えして、みんなで分けていただくことで、神様のお力を授かろうということのようです。お餅には特に意味があるようです。 お餅は「一人で出来ないから尊い」ということを聞いたことがあります。今は餅つき機が蒸してついてしてくれたり、スーパーに売ってあったりしますが、昔のお餅つきを思うとうなずける気がします。 またまた、幼い頃の話です。年の瀬の慌ただしさの中、母がもち米を洗ったり蒸籠を出したりしてお餅つきの準備が始まると、わくわくしたものです。お餅つきの日は朝からおくどさんに火が入り、はがまの上に蒸籠が3・4段積み重ねられてもち米が蒸されます。そのうちに湯気がたちはじめ、炊き立てご飯のような良いにおいがしてきて、お餅つきが始まります。 父と母が息を合わせてリズミカルにお餅がつきあがっていきます。時たま私や弟も杵を持ったり、あしらい役をさせてもらうのですが、なかなか息が合いません。しかし、合った時の気持ち良さは今も忘れられません。つき上がると、祖母がはんぼうにとり、手ぎわ良くちぎっていきます。それをみんなで丸めます。神様にお供えするお餅を取った後、餡やきな粉や大根おろしをつけて食べるのが楽しみでした。それから後片付けをします。家族総出のイベントでした。 今でも何かのイベントの時、餅つきをしたりします。お餅つきはみんなで力を合わせることの楽しさ、楽しさのために人と折り合いをつけたりする方法などを知らず知らずのうちに教えていたのかもしれません。 * * * 〈とじ豆〉 とじ豆は、黒豆と白豆を香ばしく炒って、お餅を薄く切って水と砂糖を入れて火にかけ糊状にした中へ、炒った豆を入れ固めたものです。握りこぶし大の大きさに丸く固める家もあるようですが、我が家は山の形に固めます。おもちつきの翌日、姑が作ってくれるのが恒例でした。 お米や串柿、かち栗、かやの実、みかんなどと一緒に、中国の縁起の良い霊山に因んだといわれる「蓬莱山」の飾りにお供えします。初めて雷が鳴った日に食べると良いといわれています。