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切り抜き詳細

発行日時
2017-2-9 17:56
見出し
3.12月1日は「おとも一日」
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記事詳細
 「もうすぐ〈おともついたち〉やさかいね。忘れんようにしてや」と11月も後半になると姑から毎年言われました。  そう、12月の1日は〈おともついたち〉です。〈おとごついたち〉〈おとこついたち〉とも言うようです。篠山へ来て初めて知りました。  1年最後の月12月を陰暦で乙子月というところから、12月1日を「おとごついたち」といって、カラスの鳴かないうち(太陽の昇らないうち)に小豆ご飯と茄子の漬物を食べる習わしがあります。  小豆のご飯は、最後の月のお朔日を祝ってということらしいです。茄子のいわれは様々です。1年のしめくくりとして、「成す・貸す・借りん」といって、この月になんでも成し終える、貸したものは返してもらい、借りたものは返すといわれ、「成す」から、茄子の漬物を食べるという話もあります。なすは水に浮くので、水におぼれないように、川にはまらんようにとかいう人もあります。朝寝坊してしまって、茄子の漬物を食べると、家庭内に思いがけない災難がおきて水におぼれるともいわれます。  朝早くに小豆のご飯を炊き、仏壇と神棚にお供えします。小豆のご飯の小さなおにぎりを作り氏神様へお参りします。それぞれの小宮さんにもお供えします。そして、朝食に小豆のご飯と茄子の漬物をいただきます。  若いうちは、正直「めんどうやなぁ」「なんでカラスの鳴かなんうちやねん」などと思ったこともありました。しかし、繰り返すうちに、いわれはともかく「変わらない日常に小さな節をつけて立ち止まり、最後の月まで無事に過ごすことができたことに感謝して、新しい年も穏やかな年であるようにと祈る」、昔の人の感謝と祈りの知恵だったのだと思うようになりました。そうして、「もうすぐ〈おともついたち〉やさかいね」と言っている私がいます。 * * * 〈小豆ご飯の炊き方〉  難しく考えずに、いつものご飯を炊くように、小豆ご飯を手軽に炊いてみませんか。  材料は、お米と小豆と少しの塩。お米はうるち米(いつものお米)。あれば、もち米をお好みで混ぜると美味しいです。小豆の量は、お米の1―2割が目安ですが、多くても少なくても大丈夫です。ちょっと固いかなと思う程度に、一度ゆでこぼしをして下煮します。私は30分位を目安にしています。  小豆のゆで汁を入れて普通に水加減します。時間があれば浸水させて、塩を米1合につき小さじ半分ぐらい入れます。最後に、固めに茹でた小豆を表面に散らばらせて炊飯器で炊きます。炊きあがったら少し蒸らし、小豆をつぶさないように底から混ぜます。