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切り抜き詳細

発行日時
2017-1-29 18:00
見出し
命冥加(みょうが)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4881 命冥加(みょうが)への外部リンク
記事詳細
 丹波での初句会の後、新年会で和気あいあいのひとときを過ごした。昼はル・クロたんば邸でフレンチ、夜は喜作で和風の新年会のはしごをさせてもらった。  夜のつはぶき句会でのこと、丹波での猪や鹿、熊の出没の話に及んだ。「この前、罠に捕まった熊は、それが猪の罠やったから、規則で逃がしてもろたんですよ、前にも罠に捕まったけど、自力で腕をちぎって逃げたという、いわくつきの熊なんです。うちのおばあちゃんが、『ほんまに命冥加な熊や』言うて感心しとりました」「もしかしたら、丹波の人がフェイスブックにアップしてた熊のことかな?猪の罠だと捕獲できないんだね。ところで命冥加って言葉、初めて聞くけど、命拾いしたとか、そういう意味?」「うちはおばあちゃんが、昔からの言葉を普通に使うんですよ。そういう意味だと思いますわ」「何か、いい言葉だわね」とわくわく。「冥加とは、知らない間に受ける神仏の加護」とある。つまり、その熊は、一旦は罠から自力で逃げ、しかし再び猪の罠にかかるが「錯誤捕獲」という決まりのため逃がされて命拾いをしたというわけだ。罠を仕掛ける時には、特定の動物の種類を指定し、許可申請をしないといけないらしい。つまり、イノシシの罠に熊やたぬきや兎がかかると逃がさなければならないという規則。  こうした野生動物が自然の中で飢えずにいたら、危険な里には下りて来ないはず。その自然界を壊したのは人間。野生動物たちができるだけ命冥加な暮らしができる地球に戻さねば。