HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
203 人のユーザが現在オンラインです。 (9 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2017-1-22 18:00
見出し
年のはじめの
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4872
記事詳細
小学生の頃、一月一日は登校日だった。冷え切った講堂に集まり、何の話を聞いたのかは忘れたが、「年のはじめのためしとて 終りなき世のめでたさを」と唄った。一度だけ紅白饅頭を貰ったような記憶も。都会の学校では、とっくになくなっていた慣わしも、丹波では続いていたのかもしれない。 先日、新春恒例のニューイヤーコンサートに出かけた。東京のサントリーホールを皮切りに全国を廻る「ウイーン・フォルクスオーパー交響楽団」の演奏は華麗でとても楽しいものだった。ニューイヤーならではの、バレリーナたちが曲に合わせて踊ったり、オペラ歌手の独唱と盛りだくさん、まさに新春宝箱という感じで二時間があっという間に過ぎた。演奏曲目に、サントリーホール二十五周年記念ワルツとして「ヨハン・シュトラウス風一月一日」があった。演奏を聞いてびっくり。子どものころから聴き馴染んだ〈年のはじめのためしとて〉のメロディー。ワルツのリズムに、その歌詞が懐かしく浮かんできた。 「一月一日」という唱歌の作詞は、出雲大社の第八十代宮司「千家尊福」氏。出雲大社には、この歌詞を刻んだ歌碑があるそうだ。彼は貴族院議員や各地の知事も務めた政治家でもあったとか。作曲者は宮内省の雅楽長「上真行」で、明治二十八年に唱歌として元旦拝賀式の奉唱歌として定められたとか。昨年、生前退位の意向を示された陛下も一般参賀ではお元気な姿を見せられた。「終わりなき世のめでたさ」がいつまでも続くことを祈りたい。