HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
49 人のユーザが現在オンラインです。 (12 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2016-12-22 19:13
見出し
八幡宮社(綾部市物部町大渕)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4854
記事詳細
綾部市から大江町に抜ける途中の豊里町上市地区に鎮座する古社。創祀年、由緒は不詳だが、現在の社殿は天明3年(1783)である。 石段を登って本殿を見上げる。向拝目抜きには左上方を睨み据え、舌をぐっと持ち上げ宝珠をしっかりと握っている竜がいる。ただ髭が見えないのと、“いらか”の数がやや少ない感じがする。すぐ上の唐破風内には、大きな虎が立ち上がって威嚇している。木鼻には左右に阿吽の唐獅子と象の彫り物だ。兎の毛通しの鳳凰はやや小ぶりだが趣きがある。手挟みは牡丹と菊。本殿四隅の梁には2カ所ずつに梅に鶯、波の上を奔る兎、長寿を祈念する鶴と亀の姿がある。また上部、妻飾りには左右とも、馬蹄で頭に角のある麒麟が見える。左脇障子には中国の神仙説話の虎を連れた仙人、右のそれには水で龍を呼ぶ仙人の姿が見える。誠に多彩な彫り物である。4代中井言次君音、倅の正忠合作の傑作である。 中井権次研究家 岸名経夫