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切り抜き詳細

発行日時
2016-11-20 9:00
見出し
日本武術太極拳連盟公認指導員 小屋敷君代さん(丹波市山南町奥)
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記事詳細
12教室で延べ250人指導  40年近く前に太極拳に出合い、現在、丹波市内各町や多可町で計12の教室を開設している。12教室をまとめて「蓮蓮太極拳同好会」と称し、生徒たちが一堂に会する交流会を毎年開催。今年9月、20回目となる記念大会を開いた。  元養護教諭。崇広小学校に勤務していた1978年、神戸市で教員対象に、まだ一般になじみのなかった太極拳の研修会があり、「おもしろそう」と参加、「自分に合っていると思った」。以来、大阪府太極拳連盟が開いている教室に毎週末、通った。学校勤務を終えた土曜日の午後、汽車に乗り込んで大阪に行き、その夜に受講。1泊し、翌日曜日の午前中も太極拳を学んだ。帰りの車中、学んだことをノートにびっしり書き込んだ。その間、10年以上。「夫の理解があったからできたと思うし、やりかけたら、とことん突き進む性格なんです」とにっこり。  そのうちに太極拳をしていることが知られ、学校や公民館などから指導依頼が舞い込むようになった。太極拳に打ち込もうと、53歳で退職。その年の91年4月、自宅で教室を開いた。現在、延べ約250人を指導。教室のない日は月に2日だけという。「私にとって太極拳の目的は病気の予防、老化防止、健康増進の3つです。健康を優先するのは養護教諭だったせいもあるでしょうね。太極拳を始めてから風邪ひとつひいたことがありません」という。太極拳のほかに、崇広小勤務時から琴や三味線も習い始め、教授の資格を取得。自宅で教えている。  「中国では百歳になっても太極拳を教えている人がいます。私も、生徒さんに負けていると思うまで教え続けます」。79歳。