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切り抜き詳細
発行日時
2016-11-13 9:00
見出し
関西丹波市郷友会
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4811
記事詳細
先週の日曜日、少ししぐれる中、たんば黎明館で開かれた第百六回関西丹波市郷友会に出席した。この日はたまたま、丹波で指導している句会の日程とも合い都合よかった。 有田秀雄会長の力強い挨拶で始まった総会。そのあと、荻野祐一氏による講演「丹波の偉人」。丹波開発の父といわれる「田艇吉」と、弟で逓信大臣などを務めた「田健治郎」を軸に、その前後の時代に活躍した「法貴発」「小島省斎」「上野理一」「小林常三郎」など盛りだくさん。田兄弟の立場の違いが、後々の彼らの生き方に反映していたという結論に納得、なかなかおもしろく勉強にもなった。 この会が支援している丹波市中学校体育連盟の中学生たちのお礼の挨拶、また丹波市少年少女合唱団の合唱に思わず頬がゆるむ。懇親会は、ル・クロ丹波邸の美味しい料理と銘酒奥丹波に感動。 その昔、柏原のバレエ教室で一緒だった方に、本庄百合先生がご健在であることを教えてもらったり、イタリア在住の本紙にエッセイを連載中の中川真貴さんとも親しくお話できた。最後に感動したのは、田恭子氏の閉会の辞。いつも、その臈たけた雰囲気に見入ってしまう方でもある。「丹波市で行われた今日の会は、これまでのどの会より皆さんが活き活きとしておられました。昔、丹波と阪神の距離が遠かった頃の先人たちへ想いをはせ、当地で育つ若い世代への支援など、この会がますます発展することを願います」と結ばれた。確かに子どもの頃大阪や神戸は実に遠かった。故郷への想いをつくづく感じる会だった。