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切り抜き詳細

発行日時
2016-10-31 8:43
見出し
偽装は9年前から JA味土里館牛肉偽装問題
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2625 偽装は9年前から JA味土里館牛肉偽装問題への外部リンク
記事詳細
 JA丹波ささやまが運営する「味土里館」(篠山市東吹)が、篠山市産以外の県産牛を篠山市産と産地を偽装して販売していた問題で、農林水産省近畿農政局は10月27日、「牛トレーサビリティ法」に基づいて立ち入り検査を行い、少なくとも9年前から産地偽装を行っていたことがわかったと発表した。同省は同JAに対し、是正勧告を行った。  発表によると、農政局の検査では、2007年5月から今年9月までの間に、篠山市産以外の牛肉を約13・7㌧仕入れ、販売する際にはほかの市産牛の個体識別番号を表示して偽装していた。  農政局は、同JAに対し、「牛トレーサビリティ制度に対する認識、法令順守に対する意識が欠如している」とし、現在保持している牛肉の点検や再発防止対策の実施などを勧告した。  同日、丹波農林事務所も食品表示法に基づいて改善の指示を行ったと発表した。  同施設での産地偽装は、同JAの内部監査で発覚し、9月30日に記者会見を行った。同JAによると、精肉部門担当の契約職員が、需要が集中する時期に品切れを出さないことや、部分的に購入できる他地域産の肉を購入することで在庫を抱えることを避けるために行っていたとしている。