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切り抜き詳細
発行日時
2016-10-20 9:22
見出し
ハチの効用
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4783
記事詳細
9月末のこと、山でスズメバチに刺された。10人ほどのメンバーで登っていて、刺されたのは私を含め2人。刺されたのが元気者を自負している自分で良かったと、じんじんと絶えず地響き的な痛みを感じる中、少しほっとしていた。刺されたもうひと方もあまり心配の要らない元気者である。その方には災難だったけれども。 山の好きな人たちが集まって月1回、篠山か篠山近郊の山に登っている。四季折々の草花、山頂からの眺望、山でいただく美味しいお昼、自分の足で一歩一歩歩く快感、山が舞台となった歴史などを教えていただきながらの楽しい山歩きである。歴史の中で修験道となった山は少なくないが、いつも山に入ると体内がすっきり浄化されるようで元気になる。一説によると、山は胎内で、山に入ることは母の胎内に入り、また生まれ変わ って出てくるのだと聞いたことがある。そういえば山の神様は女である。 生まれて初めてハチに刺され、それも一番毒が強いキイロスズメバチに刺されたにも関わらず、ハチの毒を吸い出せる器具を常備されていた方がいて、大事に至らなかったことが何よりもの身の幸運であった。 この後、不思議なことに今まであまり得意でなかった蜂蜜が頻繁に欲しくなるようになった。ハチの毒が入ったので、ほんの少しだけハチと同化したのではないかと勝手に想像している。少しだけ、ハチになった私。山に入った時の私とはほんの少しだけ違う今の私。人生って、面白い。(土性里花・グループPEN代表)