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切り抜き詳細
発行日時
2016-10-9 9:00
見出し
黒井城トレイルランニングレース実行委員会代表 田口穣さん(洲本市)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=637
記事詳細
丹波初の“トレラン”企画 11月12日に開かれる「黒井城まつり」と同日開催の初イベント「黒井城トレイルランニングレース」を企画した。自身も山野を駆け抜ける“トレラン”の魅力にひかれ、海外のレースにも出場。地域資源を生かした催しにしようと意気込む。 山との出会いは2年前。誘われて氷上町の五台山に登った。「山は危ない場所」という認識だったが、マイナスイオンを感じ、いやされたという。以来、毎週のように登山を楽しんだ。 「何やら山を走る競技があるらしい」と、ひょんなことからトレランの存在を知った。怖いもの見たさで、神鍋高原で行われた大会に出場。この経験が、トレーニング法や走り方などを研究するきっかけになり、のめり込むことになった。 今夏には、西欧州最高峰モンブランを走る世界有数の大会「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」に出場。フランス、イタリア、スイスと国境をまたぎながら、170㌔を完走した。 「トレランは、大会によって距離や標高差が違う。フルマラソンのようにタイムの指標があるわけではなく、山を走ること自体が尊敬に値する。最後まで走り切った人への賛辞を惜しまないという文化が好き」と語る。 黒井城大会を企画したのは、地域おこしにつながれば、との思いから。「地元の経済を刺激することが地域活性化になる。一過性の催しでは意味がない。伝統の黒井城まつりとタイアップすることで、相乗効果が生まれるのでは」と考えている。 大会当日は、ゴール地点に立つという。「みんながどんな顔でゴールするのかを見て、笑顔で迎え入れたい」。38歳。柏原町北山出身。タグチスポーツ代表。