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切り抜き詳細
発行日時
2016-8-27 16:06
見出し
ビルでキノコ栽培 前田建設が成松で シイタケ中心に年50㌧
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2578
記事詳細
写真・1万5000個の菌床ブロックが並ぶ2階のシイタケ発生室=丹波市氷上町成松で 前田建設(丹波市山南町池谷、前田忠社長)が同市氷上町成松の旧「主婦の店」跡地で、シイタケを中心に、きのこの施設栽培に取り組んでいる。年間約50㌧の収穫がある。一般的なハウス栽培でなく「ビル型」は丹波地域では珍しく、また、珍しい菌床のキクラゲなど、季節に応じたきのこも栽培している。事業開始から3年。前田社長は「思った通りの品質のものを作るのは難しいが色んなことを考えていく」と意欲を燃やしている。 同社のアグリ事業部として「キノコの小屋」のブランドで展開。きのこ栽培の施設を都市部で建てた際、「指導するのでやらないか」と声をかけられ、経営多角化と「食の分野に進出したかった」という思いがあり、参入を決めた。 菌床の基になる、おがくずと菌を混ぜる植菌をしブロック状に成形するところから取り組んでいる。自前で菌床が作れるので、年中栽培するシイタケのほかに、夏場はキクラゲ、春と秋はヒラタケ、冬はナメコと多様なきのこが生産できる。「自前で菌床を作るので数のコントロールがしやすく、少量でも作れるのが強み。シイタケ以外にも商材がある方がいい」と前田社長。