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切り抜き詳細
発行日時
2016-8-25 9:57
見出し
脳出血からブドウ園開園 春日町の細見眞也さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2577
記事詳細
写真・オープン初日の客に対応する細見さん(左)=丹波市春日町野瀬で 丹波市春日町野瀬の細見眞也さん(63)が3年前に脳出血で倒れ、左半身にまひが残りながらも、ひとりで25㌃のブドウ園「真楽園」をこつこつとつくり、8月20日、念願のオープンを果たした。細見さんは「道のりは長かったけれど、地域振興のため、子どもたちの自然体験のため、これからもブドウをつくっていきたい」と話している。 自然が好きな細見さんは15年前からクリを育てていたが、「ブドウ作りが一番楽しそう」と4年前からブドウ園の構想を練っていた。デンテックス(同市柏原町)を3年前に定年退職。その10日後に、畑の作業中に倒れた。その後、90日間入院した。 左半身は不自由なまま、構想を練っていたブドウ園に着手。ブドウは棚状にならすため、パイプの支柱を約400本立てたり、棚状にするためにワイヤーを総延長6㌔にわたり張り巡らせ、雨除けのビニールシートを張った。「ブドウ園をつくることでリハビリにもつながった」という。 ほかのブドウ園と一味違う園にしようと、ベリーAやピオーネなどのほか、クリスマスシーズンに収穫する「紫苑」と呼ばれる品種など22品種、66本を植えている。「色や大きさ、味など、品種ごとに違うので、ブドウ作りは楽しい」と細見さん。今季は「巨峰」「ピオーネ」「藤稔」の3種類を販売。来季はさらに6種類増やす。