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切り抜き詳細

発行日時
2016-7-17 8:54
見出し
慧日寺
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4683 慧日寺への外部リンク
記事詳細
 丹波での定例句会の翌日、二つの句会が合同で、山南町にある「萬松山慧日寺」へ吟行に出かけた。前日は夏日だったので暑さを覚悟したが、杉木立に囲まれた古刹はさすがに涼しい。句会のおかげで、これまでも丹波市内の色々な名所名刹へ行くことができた。今回の慧日寺は山南に住む句友のすすめ。山南町太田にある慧日寺は一三七五年(永和元年)足利三代将軍の管領細川頼之と、弟で養子の頼元により建立。開山の特峯禅師は鎌倉の円覚寺開山仏光国師の孫弟子で、中国より帰朝、この地で庵を結ばれたとか。すべて観光パンフの受け売りです。  ここには八百姫(八百比丘尼)伝説がある。何でも若狭出身で人魚の肉を食べたため美貌を保ち続けた女性で、中国に渡り禅を学び悟りを開くが、当時女性はなかなか入門できなかった。慧日寺の特峯禅師の噂を聞き、入門を請うがこれまた断られる。でも彼女のすさまじい修行ぶりについに禅師も入門を許す。年老いぬまま若さを保ち続け、この地で亡くなる。時に八百歳だったとか。この寺が出来たのは十四世紀だから、彼女は六世紀から生きていたことになるのはちょっと不思議だが。彼女が若い頃に落とした黒髪を納めた「八百姫髪塚」が椿の木々に囲まれて杉木立の一角に建てられている。  今は丁度、姫蛍が舞う頃で、それを目当てに来る人も多いとか。来年はぜひ夜に訪ねてみたい。夜の情景を想像してこんな俳句を詠んでみた。 髪塚や夜は螢の点すらむ 雅子