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切り抜き詳細
発行日時
2016-7-7 9:01
見出し
越智研一郎
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4673
記事詳細
岩手県の大震災被災地を訪問した帰途、日本3大鍾乳洞の1つ、龍泉洞(岩泉町)に寄った。巨大な石灰岩の層に地下水が浸透して出来た洞窟。これまでに3600㍍が確認され、さらに奥まで5㌔以上と推測されている。▼7つの地底湖があるらしいが、観光で行けるのは第3地底湖まで。水深98㍍。ものすごく透き通ったエメラルド色の水底まで吸い込まれそうになった。▼ここを初めて本格調査したのは丹波市出身の故・越智研一郎。日本の洞窟探検の草分けの1人で、昭和30年代から40年代初めにかけて各地の洞窟を探検。龍泉洞では地底湖を潜水して水中に突き出た岩盤を潜り抜け、次々に現れる岩盤を爆破しながら奥へ奥へと進んだ。観光施設が整備された今でも不気味な感じのつきまとう洞内で、彼はサーチライトを照らしながら心を躍らせていたに違いない。▼48年前、四国沖で海底ケーブルの埋設工事中に34歳で事故死した。今回のツアーでお世話になった大船渡市在住の野村節三・北里大名誉教授と柏原高校の生物班同期生。▼龍泉洞にとってかけがえのない人物なのだが、洞内の案内表示板にはただ1カ所、名前が見られただけだった。町は洞の近くに新たに博物施設を建設する計画といい、野村さんは彼の劇的な生涯や洞での業績を解説したパネルを準備中だ。(E)