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切り抜き詳細
発行日時
2016-6-23 8:56
見出し
夫考
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4659
記事詳細
夫が柿の種が好きだと言う。それならば柿の種だけのが良いのかといえばピーナッツ入り、しかもバターピーナッツでないといけないと言う。柿の種が大きすぎてもいけないし、梅だのわさびだのの味が付いていてもいけないらしい。やはり柿の種は、あの辛いおせんべいとバターピーナッツが黄金比率のものでないといけないのだと。ほう、そんなものかと感心至極であった。 不服や文句をあまり言わない人なのだが、意に沿わないお弁当だった時だけ瞬時にメールで一言送ってきたりする。大方こんな内容である。 弁当は仕事中の唯一の僕の癒しであるのだから蓋を開けたとたん、がっかりしたくはないのであ って、もうちとましな食べ物を入れてはくれまいだろうか、と、こんな感じである。たぶん、その日は浮かれてパエリアなどを入れたものだから、魚介類がバッグの中で振り回され、昼までには生臭いにおいを発し、開けたとたんに彼の繊細な鼻腔を直撃したのだろう。そういえば、彼はにおいに敏感なのであった。夫婦を25年もしてきているが、まだまだ毎日勉強である。連れ合いを知ると言うことは奥深いものなのである。四半世紀などではとうてい足りない。 今日はハムカツなどを入れているが、それには意見はないようなので安心している。私はできるだけ彼に幸せな毎日を送ってほしいと心から願っている良き妻なので、これからも彼の鼻腔に気を遣い、好物の柿の種をせっせと購入していく所存である。 (土性里花・グループPEN代表)