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発行日時
2016-4-28 9:07
見出し
算数の正解は出ても、将来の答えは未知数です!
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記事詳細
 「お母さん、出荷してくれた?」と聞くのは小3の娘ちゃん。「出してきたよ」と答えると「幾らで?」「150円で」ここから生きた算数の授業が始まる。自営業の特権か、苦肉の策かは?だが、土日曜でも農業は天候、畑の状況によって仕事が忙しく、ましてや夏休みにドンピシャのブルーベリーの最盛期にはこの手で乗り切った。さらに今年はレベルアップ。  例えば今日、水菜の出荷に追われる父ちゃんたちの横で、彼女はせっせとコカブを収穫。一袋に3個は入れること。では10袋作りたいなら何個コカブは必要か?その1袋を150円で売ったらいくらか?でも6袋しか作れなかったから全部売れたら何円か。150は100と50で構成され、「100×6+50×6」と同じであることを説明する。また、売上に対して手数料が30%差し引かれるから、30%の意味など、うんぬんカンヌンを説明し、しばらく母ちゃんの「なんでやねん」の連呼が続く。正直、忙しいときはイライラ。でもガマン、ガマン。  月々の小遣いは無く、お年玉も没収制度。彼女に「働かざる者」と言うと「食うべからず!」が返ってくるお手伝いシステムが基本。だけど、や っぱりモチベーションをあげてもらいたいので、たまに“1袋幾らシステム”で算数の勉強がてら手伝ってもらう。そのせいか、彼女は目標額に対してやたら現実的。気になって「何か買うん?」と聞くと「増やすねん」と。この生きた算数授業、吉と出るか凶と出るか、将来が少々不安である。(古谷暁子・ブルーベリー農家)