HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
46 人のユーザが現在オンラインです。 (21 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2016-4-24 8:13
見出し
天災と天恵
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4613
記事詳細
春が好きだ。理由の一つは、山菜が楽しめること。春を告げるフキノトウに始まり、タラの芽、ワラビなど山の幸が続々と出てくる。すこぶる美味の山菜だが、人の体にもいいそうだ。というのも、山菜の持つ苦味は、冬の間、あまり働いていなかった内臓に刺激を与え、動きを活発化させるかららしい。▼山菜をいただくとき、自然の恵みのありがたさを思う。ところが、山菜が出た食卓の向こうにあるテレビは、熊本地震の悲惨な状況を映し出している。ここには、人に暴威をふるい、人を震え上がらせる自然の荒々しさがある。▼地震が起こるメカニズムはわかっても、人は地震の発生を防ぐことはできない。できるのは、被害をできるかぎり抑えるよう備えること。荒れ狂う自然の前に人はちっぽけな存在となる。地震や風水害などを「天災」という。自然災害は、卑小な人の智や力を超えているため、先人たちは「天」という概念を持ち出した。▼熊本地震の被災者が「テレビで見るものと思っていた被災がわが身に降りかかるなんて」と話していた。近年、頻発する天災。どこで発生してもおかしくないことを改めて痛感する。▼春が好きな理由に、みずみずしい新緑もある。ただ、新緑の美しさを味わえる環境に今、私があるのは「天恵」と言うべきだろう。(Y)