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切り抜き詳細
発行日時
2016-4-3 8:27
見出し
自然環境考える教材に
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4592
記事詳細
柏原ロータリークラブが、調査結果をまとめた学習教材「ミナミトミヨ物語」を作成した。丹波市内の小学校5、6年生の授業に活用される。 ミナミトミヨは、今から100年以上前に加古川上流の成松(丹波市氷上町)で発見された淡水魚。発見後20年ぐらいまでは、生息していたが、その後絶滅したという。「きれいな湧き水が絶えず流れているところに生息していた」と教材には書かれ、環境汚染との関連を指摘する。 教材を読んでいると、但馬國出石観光協会専務理事の加藤勉さんの話が浮かんだ。加藤さんが市職員の時、豊岡市のマスコットキャラクター「玄さん」を登場させたが、市長から、「怒った顔のキャラクターは見たことない」と言われた。加藤さんは、「玄さんは、地球の噴火で出来た玄武洞で誕生し、今の世に出てきたが、環境破壊の現状に怒っているんですよ」と返し、市長を納得させた。ミナミトミヨの絶滅と玄さんの話は、環境を汚した人間への警鐘ともいえる。 教材には、「ミナミトミヨを含め、トミヨの仲間は、日本海側に生息していることが多い。ムサシトミヨとミナミトミヨだけが、なぜか太平洋に注ぐ加古川水系に生息する」とし、「日本海側の由良川水系から来て、加古川上流に閉じ込められた」という説などを紹介。加古川水系と由良川水系の分岐点の水分れに近く、魚の往来しやすい環境も生息要因の一つにあげた。 花だよりが聞こえる春。小川には魚が泳ぐ。自然の躍動を肌で感じる季節。教材を通し、子どもたちが周囲の環境に目を向けるきっかけになれば幸い。「魚のすむ自然の恵み忘れずに」。(臼井 学)