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オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2016-1-31 9:19
見出し
地域の力集めたDVD
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4524 地域の力集めたDVDへの外部リンク
記事詳細
 暖冬かなと思っていたら、急激な冷え込み。雪景色も見られ、丹波らしい冬が訪れた。  厳寒のなか、毎日のラジオ体操で眺める城山(国指定史跡黒井城跡)を紹介するDVDが完成した。地域住民の力を結集して作られただけに、住んでいる地域に対する熱い思いが感じられた。  戦国時代の高石垣、曲輪、土塁などが当時のまま残っており、難攻不落の城として、織田信長の命を受けた明智光秀が攻めあぐんだ。篠山の八上城とともに、攻防の跡が歴史に残る。  映像では、過去を振り返るだけでなく、現在の黒井城の姿や愛着を抱く人々の様子も映し出す。市民が数多く出演したり、撮影の機材運搬などにもかかわっている。歴史の勉強会や町歩きなどをコツコツと積み上げてきた成果でもある。  試写会に参加した人からは、「ドラマ的なものでなく、史実に忠実な点が良かった」という声を聞いた。城のある猪ノ口山全体を要塞化し、周辺の尾根に砦を配置するなど、強固な城を築いたのも良く分かる。城主、赤井悪右衛門直正の人物像にも迫る力作。  地域の住民が歴史遺産、観光資源に関心を持ち、光を当てることの大切さを痛感した。DVDにも登場した住民主導の手作り甲冑の制作も大きな役割を担った。DVD制作が一つの目標ではあるが、次は活用である。まずは、多くの人の目に触れて、広げたい。山城の多い丹波地域の特色を掘り起こしたり、直正が攻めた竹田城などの山城と連携した「戦国物語雲海ツアー」などを考えるとワクワクする。「戦国に思いを寄せて人集う」。(臼井 学)