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切り抜き詳細

発行日時
2016-1-31 9:19
見出し
みんな大きくなって
リンクURL
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記事詳細
 新年に集まった子や孫たち、誰もが私の背丈を越えてしまった。これまで小さいと思っていた小学生二人も、今年の四月には中学生に。長男の息子「碧」も長女の末っ子「アイリーン」も共に百六十センチを越えた。若い時には百五十九センチだった私も、今は二センチほど縮んでしまった。娘たちからも「お母さん、何だか小さくなったね」とよく言われる。まあ、七十歳まであと一年を余すのみで、年寄りの自覚はなくとも、十分に高齢者だから仕方ないか。  碧は第三反抗期らしく、とにかく無口で何事にも斜めに構える姿勢。ところがアイリーンはママよりも家事が好きで、進学したら家庭科クラブに入ると言うくらい。今回も、みんなにおいしいシフォンケーキを食べさせてあげると、リュックにお菓子作りの道具を入れてきた。私にも事前に「小麦粉・卵を用意しておいてください」と手紙をくれた。お節料理も済んだ三十一日の午後、アイリーンのお菓子作りが始まった。手慣れた手つきで卵を白身と黄身に分け泡立てる。自宅とは違うレンジでも何のその、シフォンケーキを二つも焼いてくれた。ふわふわで甘すぎず、紅白歌合戦を見ながらみんなで食べた。家でもママが仕事で遅くなる時は夕飯を作ってくれるとか。  そういえば私も昔、母が編み物の教室をやっていたのと、冬場は持病の喘息で寝込むことが多かった母に代わって、よく夕飯の用意をした。そんな少し切ない昔も思い出しながら、アイリーンの成長ぶりを歓んだ。みんな大きくなったもんだ。