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切り抜き詳細

発行日時
2016-1-24 8:43
見出し
初句会
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4514 初句会への外部リンク
記事詳細
 今年の初句会は「たんば黎明館」にある「ルクロ・丹波邸」を借り、そのあとランチという段取。一階の仕切りのある部屋は採光もよく、読み書きする句会にはとてもいい。急用のできた人が何人かあり、いつもより少ない人数だったが、不在投句もあり、六十句を選句。その日、丹波は久しぶりに冷え込み、野山は霜で真っ白に覆われた。その様子を素直に詠んだ「初霜を少し歩きて戻りたり」を特選に選んだ。選句は無記名なので誰の句かは披講のとき初めて分かるのが句会の仕組み。この句は何と幹事さんの句だった。日頃、何かと句会のために計画し、世話をして下さることもあり、とても良かった。  他にも綾子の句碑や山椒の冬芽を写生して詠んだ句も準特選に選ぶことができた。  ル・クロ丹波邸のランチは手間がかかっていて、家庭ではできないものを味わえるのが嬉しい。私以外はみんな車なのでノンアルコールワイン(私だけ本物のワイン)で乾杯。読み聞かせのボランティアもしている幹事さんが、正月らしい「初天神」という落語絵本を読み聞かせてくれて初笑い。食後の大きなお楽しみは、私たちの結社の師系である「細見綾子」の俳句朗読を聞くこと。約四十数年前、テイチクレコードから出されたもので、綾子自身が自作の俳句を三十句、解説をつけて朗読したもの。昨秋、綾子の縁者から寄贈されたもの。現在は綾子文庫として黎明館に所蔵。みんなで綾子の肉声を初めて聞くことができた。初句会にふさわしく、温かくも凛とした綾子の声に感動した。