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発行日時
2016-1-17 9:05
見出し
地域のつながり再認識
リンクURL
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記事詳細
 篠山市に住む福井大学医学部の井階友貴さんは、「人と人が良い関係を結ぶことで人は健康になれる」実践研究を進めている。コミュニティーのつながりが良いと、治安がいい、経済が活性化する、教育水準が上がる―などの効果があるとされる「ソーシャル・キャピタル」という概念に基づくもので、「信頼」「社会参加」「交流」があれば、健康寿命が延びるという。  一昨年の丹波市豪雨災害時には、自治会長を中心に隣近所が声をかけ、助けあい、安否を確認したり、避難誘導したことで人的被害を最小限にとどめた。これを教訓に、市は小学校区を対象にした新たな交付金支給を通じて「地域再生」につなげたいという。  「Uターン」を特集した元日号の取材で、実際にUターンした人や、教育関係者に話を聞いた。そこから見えてきたのも、「地域とのつながり」だった。生徒たちが学習を通して地域で活躍する人を知ることで、いったんは丹波を離れても、やがてはその人を頼って「故郷へ帰ってみようか」と、ふと思ってくれれば、という期待を込めた取り組みが進んでいる。実際にUターンした人が「いざUターンしようと思っても不安がある。『帰ってこい』と背中を押してくれる人がいたら」と話していたのが印象に残った。  防災、地域づくり、医療など、あらゆる課題解決の糸口は「地域のつながり」にありそうだ。課題が浮上するたびに「地域」が大事であることを再認識し、「そういえば〝あの時〟もそんなことが言われていたな」と立ち返る。そんな原点が、21年前の阪神淡路大震災かもしれない。きょうは1月17日―。(芦田安生)