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切り抜き詳細
発行日時
2016-1-17 8:58
見出し
しゅんどる
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4505
記事詳細
今年の正月のお節料理は、すべてお嫁さんと娘が作ってくれた。私は野菜の切り方とか、調味料の分量を指示しただけで、とても楽をさせてもらった。 こちらのお節料理に「煮なます」というのがある。材料はレンコン、大根、ニンジン、油揚げ、昆布。レンコンは薄く輪切り、大根、人参、揚げ、昆布は薄い短冊切りに。厚手の鍋にカップ一杯の酢と材料すべてを入れ、中火で炒り煮。しんなりしたら一度笊にあける。新たに三杯酢を火にかけて先ほど酢で炒り煮した材料を一煮立ちさせすぐ火を止める。大根と人参だけのいわゆる突きなますよりも日持ちがするし、翌日になると味が滲みてさらにおいしい。「丹波では味がよくしみたことを、ようしゅんどる、っていうのよ」とお嫁さんに言うと、「私も関西育ちだから、そのニュアンスはよくわかります。お母さんのラインの丹波弁スタンプも楽しいですよね」と嬉しい反応。娘たちも「よろしゅうおあがり」「そらよいこっちゃ」などのスタンプを送ると、「丹波ば(私の母のこと)の声がする」と言う。 「しゅんどる」は「しゅむ」の完了形で、広辞苑にも出ている。染むの転で、多く「しゅんだ」の形をとる。意味は染まる。他には、①強く刺激されて痛いように感じる。②盛んになる、佳境に入る③地味だ。けちけちしている。などの意味も。①と②は浄瑠璃で、③は東海道中膝栗毛で使われているとか。ずい分古い言葉のようだ。 今年のお節、どれもようしゅんどって、ごっつおうさんでした。