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切り抜き詳細
発行日時
2016-1-17 8:45
見出し
“鉄人”ランナー 田中光男さん(篠山市今田町上立杭)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=591
記事詳細
9月、100キロマラソンへ 「去年は力尽きてリタイアしてしまった。今年はしっかりと練習を積んでリベンジしたい」。62歳になっている今年9月に再挑戦しようとしているのは、丹後半島で開かれる100キロウルトラマラソン。「ここ数年なんだかんだと忙しく、月に150㌔程度しか走り込めず、あきらかに練習不足。これからは月300㌔以上を目標に練習を重ね、9月に備えたい」。 早春の丹波路を駆け抜ける「篠山ABCマラソン」には、ほぼ毎年出場している。20代半ばだった第1回大会こそ25㌔地点でリタイアしたものの、「体力気力共に最も充実していた40代半ば」には3時間9分をマーク。ABC以外にも各地で開催されているフルマラソンに毎年数多く出場してきたが、「4時間を超えたことはない」。 42・195㌔では物足りなくなり、サロマ湖(北海道)や隠岐の島(島根県)などで催される100㌔にも挑戦。ピーク時には年に複数回出場し、最高10時間15分で走破した。さらには、富士山を走って登頂するというレースにも参加。標高差約3000㍍、21㌔を駆け上がる競技で、3度目のトライとなった43歳のとき、制限時間ぎりぎりの4時間27分で念願の完走を果たした。極めつけは45歳のときに出場した山口県で開かれた250キロマラソン。完走率30%の過酷なレースのなか、不眠不休で走り、44時間28分で無事完走。250人中26位の成績を残した。「走りながら寝た」と笑い、「もう二度と出ません」。 「ただただ走ることが好き。『マラソンの魅力は』って尋ねられても、正直分からない。強いて言うなら、完走したときの達成感かなあ」と目を細める。61歳。