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切り抜き詳細
発行日時
2016-1-14 10:05
見出し
二十歳と三十路
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4502
記事詳細
10日に丹波市内で行われた2つのイベントを取材した。成人式と、30歳の節目を祝う〝三十路式〟だ。当然ながら、両イベントの対象者はちょうど10歳差。不肖ながら私自身、昨年30歳を迎えたこともあり、成人式には10年前の自分の姿を重ねながら、三十路式には〝今の自分〟として会場に足を運んだ。 両イベントを通して感じたことは、「落ち着き」の違い。参加者も参加人数もまったく異なるので一概に比べられないが、終始ざわついていた成人式会場に比べ、三十路式会場は〝大人の雰囲気〟が漂っていたような気がする。「10年経つと落ち着きも出てくるのかなぁ」と感じた。 三十路式では、同級生の働く姿を写真や動画で紹介するコーナーがあった。医者として命の現場に立つ同級生、料理人として腕を振るう友人。身近だった同級生が次々にスクリーンに映し出され、大きく羽ばたいていることに驚き、そして誇らしかった。 新たな10年が始まった。それは新成人にとっても同じ。10年後に振り返ったとき、胸を張れるような〝大人〟になっていたいと思う。(田畑知也)